10 x 10

気の向くままに、自分の好きなコトについて文書で発散中~

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2007/03/03

Open Sky 2.0

先日、東京オペラシティ内のNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)で催されている「Open Sky 2.0」に行ってきた。
どうせ「よゐこ」のライブで新宿に出るなら、ついでに~と思って(←貧乏性・笑)

どうしてこの展示会に興味を持ったかというと…

ナウシカの“空飛ぶアレ”に乗れるから(笑)

アレこと「メーヴェ」に体験試乗できれば満足だから、ライブが開演するまでの間にぷら~っと観に行こう♪と気楽なカンジで行ったのだケド、意外や意外。観るトコロ盛り沢山。イヤ観るトコロというか、体験するトコロか?
展示会の会場自体は本当に小さくて、ただ「観る」というだけだったら、全部を一望できてしまう位のスペース。
でも数少ない展示物の一つ一つがどれも奥が深くて面白かった!
で、メーヴェに試乗できる場所は2ヶ所あるのだケド、タダでは乗せてくれない(苦笑)
1ヶ所目は、ナウシカの世界観を醸し出している怪しげな苔むした2つの壷の中に入っている石を拾い上げ、呪文を完成させた人だけが乗れるというモノ。
左側が上の句、右側が下の句になっていて、それぞれ拾った石に書かれている文句を読み上げ、呪文を門番に向かって読み上げるのだケド、コレがちょっと恥ずかしい…イイ大人だからね!(笑)
で、「本日の呪文」に指定されている組合せの中の、上の句もしくは下の句のみでも同じものが出ればOKというコトなのだケド、左右それぞれ20個ちかく入っているそうで、確率的には5分の1…そしてクジ運のない自分に当たるハズもなく(泣) 友人も意気込んで臨んだケド、こちらもダメ(笑) 何度もチャレンジ可なので粘ることも出来たのだケド、時間の関係上、早々に退散。
続いて2ヶ所目は、クイズに答えて5問中3問以上正解したら乗れるというモノ。こちらは会場内の展示物&解説文を隅々まで見ていれば、きっと難なく答えられる代物。しかし普段から解説文は読み飛ばす派なので、あてずっぽうでクイズに回答。ちょっと考えれば分かりそうな問題もあるのだケド、制限時間があるので悠長に考えていられない…。それでも何とか1回のみで搭乗券ゲット! ヤッタ!!
自分の前にも体験搭乗している人がいたので、その人が悠々と飛んでいる姿を見て、楽しそうだな~と気楽に思っていたのだケド、いざ自分の番になったら…

上手く飛べません (;´д⊂)

メーヴェにうつ伏せに乗って、体重移動を利用して方向転換をするのだケド、グルグル上下に旋回するばかりで、自分が何処を飛んでいるのか、どういう状態なのかが全然分からない(泣)
アタシは上を向いてるの? 下を向いてるの!?
そんな状態がしばらく続き、ようやく自分の状況が分かり、操縦のコツが分かり始めた頃に、無常にも時間終了…(泣)
あと1分あれば上手く飛べたのにな~(←負け惜しみ・笑)
私の飛んでいる姿を見て、最初はやる気のなかった友人もクイズに答えて搭乗。そして友人も以下同文(笑)
いや~メーヴェって乗るの難しいのね! ナウシカって凄いわ!(笑)

一応、念願だったメーヴェにも乗ったので、コチラの会場を後にし、次は常設展へ。

コレがもうスゴク面白かった!!
Open Skyの会場へ行くまでにも常設の展示があったのだケド、ココだけでも来た甲斐あったわ!と思わせる代物で。
なんというか、SFのような世界観で、夢があるというか遊び心があるというか…。
どの作品も“観て触れる”コトが可なので、いくらでも作品が様子を変えるので観ていて(弄っていて)飽きない。
イイ歳をした大人二人がキャッキャ☆言いながら大ハシャぎ。
はぁ、ホント楽しかったな~vvv
惜しむらくは時間に余裕がなかったコトとカメラを持っていかなかったコト。写真撮影可だとは思わなかったよー。やっぱデジカメを早く購入せねば!

来場者数も少なく、自分のペースで作品を観れるし、展示物は面白いしで、ホント良い展示会だった。
以前にも、同じオペラシティであった美術展も面白かったし…そういえば、あの時も今回と同じような時期で同じようにダブルヘッダーだったな(笑)
ということで、今後もオペラシティでの催し物は要チェック! 期待してます♪

しかし昼に食べた鮨は騙し入っていたよなー。写真と全然違うじゃん! 詐欺だ詐欺! それとも味の分からない田舎者だと思われて侮られたのかしら!?
てか新宿の鮨は値段ばっかり高くて駄目だ。ネタと値段の割が合ってない。その程度のネタを使った鮨なら○○○で980円で出とるわ! ソレを倍以上の値段で出すってどういうこと!?
二度目にして学んだ。もう新宿では二度と鮨は食わん! Boo! Boo!
スポンサーサイト

2006/12/20

十二月 歌舞伎観劇記

11月に引き続き、12月に観た歌舞伎の感想をササっと(笑)

12月に観に行ったのは…

13(水)…十二月大歌舞伎@歌舞伎座 (昼の部+夜の部)
17(日)…十二月大歌舞伎@歌舞伎座 (夜の部)
20(水)…元禄忠臣蔵 第三部@国立劇場大劇場

先ずは歌舞伎座の感想から。

■ 十二月大歌舞伎/昼の部
「八重桐廓噺~嫗山姥~」…「八重桐」と聞いて、キレイなお姫様像を想像していたのだケド、観たら違った(←不勉強・苦笑) 実際にお姫様だったのは松也クン。最近キレイどころばかり良く務めている印象。良いなぁ。
先月ノドを痛めていたように感じた菊之助は調子を戻したようで一安心。立て板に水な台詞も愛嬌があってバッチリだった。良かった良かった。
團蔵さんが普段と違う、なよっとした優男でビックリ。そして見た目だけでなく、本当に軟弱で更にビックリ(笑) 妹の方が先に親の敵を取ってしまうなんて!
と、菊チャンの八重桐といい、萬次郎の白菊といい、やたら女性が強い演目だった。
「忍夜恋曲者~将門~」…直前の演目「嫗山姥」と似たような演目だった…ということで、す、睡魔が…(爆)
「芝浜革財布」…話が面白い上に、最後はホロリと泣かされて…文句なしに良かった! こういう夫婦に憧れます。しかし、あんなに上手く商売って行くものなのかしら?(笑) チョット、御伽噺なカンジの作品だった。
「勢獅子」…コレを観終わった後の母と私の第一声…「松緑が!」 ということで、松緑が素敵な一幕でした(笑) ホント、清々しいくらいに格好良かったなぁ。

■ 十二月大歌舞伎/夜の部
「神霊矢口渡」…菊チャンが愛らしい一幕。初恋を知り恋に浮かれ、初恋のために命を捨てる。報われないと分かっていても、好いた男のために何かを成し遂げた女の意地が美しくも切ない。幸せになって欲しいよな、やっぱり…。
「江戸女草紙~出刃打お玉~」…池波正太郎原作ということで、お玉が如何にも池波正太郎が好きそうな女性像だなぁと納得。美人ではないけれど、気風が良い、母性本能が旺盛な姐さんというカンジが。
正直、一幕目の菊五郎のお玉も梅玉の正蔵も若作りがキツイなーと思っていたのだケド、二幕目を見て納得。28年後があるからなのね(笑) でもいっそのコト、一幕目のお玉は菊チャンがやってしまっても面白かったかも? でもニンではなさそうな気もする(苦笑)
話は分かりやすくて入りやすかった。28年も経ってしまえば人も変わってしまう。再会しなければ、お互いキレイな思い出のままでいられただろうに…今の自分を守りたいが故に昔の記憶を汚す…切ないなぁ。でも最後は気持ちが通じ合ったように感じた。根までは腐ってなかったんだな、とホロリ。
新歌舞伎十八番の内「紅葉狩」…10月に観た染五郎の「紅葉狩」が面白かったので楽しみにしていたのだケド、当然というか内容がまた別物で、今回は前回ほどテンションが上がらなかった…残念↓
最近、自分内の株の上がっている海老は…う~ん。姫のときはキレイだな、と思うのだケド、鬼になってからがなぁ…微妙。一応「鬼女」ってコトで、鬼は鬼でも女の鬼な訳だケド、海老の場合はどう見ても「男」! 男になっちゃってますよ!! 確かに迫力はあるのだケド、迫力の出し方が間違っているんじゃないかなぁと思った次第。
で、今回は海老の妹ぼたんも出ていたのだケド、可愛かったぁ。でも歌舞伎に合っているかというとソレはまた別で…。普段歌舞伎を観ていると、女方の皆さんが本物の女性以上にカワイイわvvvと思うのだケド、今回のように本物の女性が一緒の舞台上にいると、どんなに可愛く観えてもやっぱ偽者なんだなぁと思ってしまう。だってね、もう身体つきとか所作とか、発する雰囲気が全然違うんだもん。本物には勝てないよ。
というコトで、やっぱ歌舞伎は今まで通りで行って欲しいな、と思うトコロ。


■ 元禄忠臣蔵 第三部
3ヶ月続けての「忠臣蔵」もコレが最後。討ち入りがメインになるのかと思いきや、討ち入りシーンから始まりチョット拍子抜け。いや、大立ち回りが観れるかな?と期待していたので…(←不勉強)
前回ほど寝入ることはなかったけれど、かといって特別記憶に残るシーンも無く…。あ、でも幕切れの、刑場へと行く前、全員が身奇麗にしていたのが何とも切なかった。
この公演は、同じ役を月毎に別の役者が演じる違いを楽しんでいたように思う(←他人事みたいだ・苦笑)
大石蔵之助でいえば、吉右衛門が一番良かったなぁ。

2006/09/03

秀山祭 九月大歌舞伎 夜の部

本日の歌舞伎: 秀山祭 九月大歌舞伎 夜の部 @ 歌舞伎座

この日は夜の部のみの観劇。

一、 「鬼一法眼三略巻」 -菊畑-
んー、やっぱり時代物は苦手だなぁ(苦笑) 結局集中力が続かず、いつもの通り睡魔が…はぅ。しかし、染五郎の牛若丸と芝雀の皆鶴姫は衣装も綺麗で美しくて、ソコはちょっと目が冴えた(笑)

二、 「籠釣瓶花街酔醒」
いやぁ面白かった! 序幕から引き込まれた。2時間近くある作品だったケド、最後まで飽きなかった。
先ず序幕の花魁道中が凄かった! 一人目(後ろ姿しか観れず、誰だか分からなかった)の時も「キャ~素敵~vvv」と思ったケド、福助の八ツ橋の時には余りの迫力ある美しさに思わず涙が…正に眼福。アレじゃぁ佐野さんが落ちちゃうのも納得。
七三のトコロで、惚ける佐野さんに対して会心の笑みを浮べるのだケド、以前何かで専門家の方の「ここでの八ツ橋の笑みは相手を見下して(侮蔑して)いて、八ツ橋は高慢な女だ」的な発言を聞いたので、ほほう、コレが…と思っての観たのだケド、自分には八ツ橋がそんなに性格が悪い女のようには見えなかった。
そしてその印象は「縁切りの場」でも変わらず…ホント、この時の八ツ橋が観ていて可哀相だった(泣) 好きでこんなこと言ってるんじゃないのよ感があって。
しかしソレにも増して佐野さんが! 可哀相過ぎる!(号泣) 惚れた女には愛想を尽かされ、一緒に居た仲間には慰められるどころか、追い打ちを掛けられるような酷い言葉を浴びせられ…唯一、下男の治六だけが味方になってくれて…あ、芝雀の九重もか。この九重が慈愛に満ちた素敵な方で…もう佐野さん、九重に乗り換えちゃいなよ!と誰もが思ったハズ(笑)
それまでの佐野さんの浮かれ振りというか人の良さ振りに観客も和んでいたから、余計に佐野さんの悲壮感が強調されて切なかった(泣) 人は外見じゃないのよ!
縁切りの場の最後、八ツ橋が「ほとほと嫌になったわいなぁ」的なコトを言って去るのだケド、コレは自分(八ツ橋)に向けて言った言葉なんだろうな。でも佐野さんは自分(佐野)に向けられた言葉として受け取ったんだろうな…。
大詰、人相の変わった佐野さんが登場したところで、あぁこの話は悲劇になるんだなぁと、分かり切っていてもやはり切ない幕切れ。佐野さんには最後まで良い人でいて欲しかった…。
しかし吉右衛門はスゴイなぁ。ハマリ役って言うのはこういうのを言うんだろうな、と思う役者振りだった。益々好きになっちゃったヨ!

三、 「鬼揃紅葉狩」
この舞踊劇も面白かった! 常盤津と竹本の掛け合いが格好良くて! 役者そっちのけで、上手下手に視線飛ばしまくり(笑) コレばかりは舞台正面の席を取って正解だったな~と思った。下手に常盤津連中、正面に田中社中、上手に竹本連中が配置され、御簾内でも鳴り物がフンダンに使われていて、ホント面白かった! 歌舞伎の曲で、素敵!と思うのはなかなかナイのだケド、コノ作品の曲はホント良かった~というか派手で楽しかった♪
と、音楽ばかり褒めてしまってますが。
踊りの方はというと、ホント、目に入ってなくて記憶が…(爆)
只、男山八幡の末社の4人組は可愛らしくて、あぁいう健気な姿を見せられると、オバチャン涙が出ちゃいますよ(笑) 松江さんも目を開けて観たかっただろうな~。
他に目を引いたのは種太郎くん。6月にも同じような従者役で出ていて、その時も目が釘付けになってしまったのだケド、ホント凛々しくて格好良いです。
どんな役者さんに成長するのか楽しみだなぁ。

2006/07/27

七月大歌舞伎

チケット取りを悠長に構えていたら、アッという間に売り切れ続出。慌てて押えたのが、公演も終わりに近付いた平日のこの日。
昼の部はチケットぴあで押えた3階A席、夜の部はチケット松竹で押えた3階B席(本当は、両方とも松竹で押えたかったんだケドね…5%OFFになるし、来年の優待にも関わってくるからさ…)
とまぁ、無事チケットも押え、人気公演みたいだから、作品もさぞかし面白いんだろうな~と楽しみにしていた。
で、感想はというと…

今月は玉三郎監修の泉鏡花特集。普段は昼夜共に3部構成のところ、2部構成で鏡花作品だけを上演と、いつもとは違った趣向。演出も歌舞伎っぽくなく、現代劇のよう。小難しい言葉を余り使わない分、普段より分かり易かったケド、話自体が分かり辛くて「??」ってカンジだった…。泉鏡花の名前は知っていても、作品に全く馴染みのない私には当然のコトなのかも知れないケド(苦笑)

◆◇◆ 昼の部 ◆◇◆

一、「夜叉ヶ池」
今回上演された中で一番分かり易かった。
分かり易かったケド、理不尽過ぎて、観ていて辛かった(泣) 特に終盤の「百合は村の物だから置いていけ」という件…ホント、泣きそうになった。
良い人側(というのもどうかと思うケド・笑)の春猿・段治郎・右近は爽やかな感じで良かった。特に右近は如何にも熱血漢!って感じで暑苦しいンだケド(←失礼)、友を思う心が真っ直ぐで好印象。育ちの良さからくる屈託のなさなんだろうなぁ。でも高学歴であることや、身分が高いことをさりげなく主張しているトコロがチョット厭味…と思うのは、私が卑屈な人間だからでしょうか(笑)
最後は、あの場にいた人間では山沢だけが生き残って、村は水害による疫病が流行って滅んじゃうだろうな~という展開が予想できる終わり方だった。辛い…。

二、「海神別荘」
4作品の中で一番楽しみにしていたのだケド、出来が一番悪い印象。
何が悪かったかって、海老の演技が…アレ、あの演技で良いの!? あの演技の所為で舞台が台無しって感じだったんですケド、私的には…。
何だか台詞が入ってないようなカンジ(千穐楽も間近なのに!?)で、棒読みではないんだケド、リズムに乗ってなくて、こちらの集中力を著しく低下させるという。
見た目は最高に美男子なんだケドね…頭の悪い坊っちゃんにしか観えなかたったよ!(爆) 実際、バカ王子の設定なのかな!? ソレなら納得だ!(笑)
で、対する美女@玉三郎。コチラの美女も頭悪そうなカンジで…。
自分の姿が人間界では蛇にしか見えないと分かり嘆き哀しみ、公子の怒りをかって処刑されることになった美女。「殺すならアンタの手で殺しなさいよ!」と啖呵をきって(実際にはもっと投げ遣り・笑)、公子自ら手を下すように仕向けて、いざ剣を向ける公子の姿を間近に見たら…「あらアンタ、近くで見たら良い男だったのね。素敵vvv」ってなカンジで美辞麗句を並べ、それに心を動かされたか、公子も殺すの止めちゃって。結局最初の予定通り結婚してハッピーエンド…って何じゃそりゃ!?
余りの荒唐無稽ぶりに開いた口が塞がりませんでしたよ。てか、内心爆笑。
色んな意味でツッコミ処満載で、ある意味楽しい作品だった(笑)
あ、あと美術監督が天野喜孝さんだったのね! 初めてポスターを見たときは「クリムトみたいだな~」と思っていたのだケド、天野さんと聞いて納得。確かに天野さんテイストだ。
そんな感じで、衣装も大道具も小道具も至るところに耽美色満載で、私は見目が非常に楽しかった! 海老の公子はFFの竜騎士みたいだったし。キャー、カイン!とか内心思ってた(例えが古い・笑)
でも、他のお客人からは笑いが起る場面も…(泣) ソレは笑わせるためのデザインじゃないですから!!
しかし開演早々舞台中央にある、柱のオブジェがどうにも×××に見えてしまって、エローい(*ノノ)とか思っていたのだケド、そう連想してしまう私が一番エロイのよね…(爆) 不謹慎で済みません…。でもアレが割れて公子が出てくるのだから、ある意味正しい??なんて思ってみたり。
そして蛇。アレ尾鰭付いてたケド、蛇なんだよね? でも蛇というより竜だったよな…アノ顔は。ロードスにこういう竜がいたよな~なんて思いながら観てた。カワイかったな~。
音楽もハープの生演奏(タキシードを着た男性が演奏してて、ソレもまた新鮮)で、美術と相まって幻想的な世界が更に広がるカンジで素敵だった。
と、素敵要素がイッパイあったにも関わらず………海老が(涙)

最後、歌舞伎には珍しくカーテンコール。今公演は毎回あるのかしら?

◆◆◆ 夜の部 ◆◆◆

一、「山吹」
この作品、シュールというか何というか。
エキセントリックというよりはアブノーマルで、泉鏡花というよりは団鬼六ってカンジだったのだケド(笑)
腐った鯉を食べる件では、この後は××××な展開ですか!?とか思っていたのだケド、そう想像してしまう私が一番…(以下略)
「コレって女王様と犬の物語だったのね~」と拡大解釈してます(爆)
だって全然分からなかったんだもん! 寝てたんだもん!!(←あっ・笑)
島津が縫子に言う「貴女は病気です」という台詞が全てな感じ。
そういう精神を病んでしまった人の幻想・妄想を見せられているような雰囲気の作品だった。
最後、島津が現実逃避しようとして「イヤ、仕事がある」と言うトコロが妙にリアルで恐かった。島津=鏡花なのかな?とチョット思った。ココがある意味、境界なんだろうなぁ。
そして静の人形も恐かった…。あのバランスの悪さは何なんですか、コワ過ぎですよ!(泣)

二、「天守物語」
総合的にコレが一番面白かったかな? 海老の演技も「海神~」程ヒドくなかったし…(ホント、あの演技は何だったんだろう? コスプレさせられてヤケになってた??)
前半の富姫と亀姫の遣り取りが可愛らしくて良かったv 見た目は二人とも人間の姫様風なのだケド、生首貰って喜ぶところなんかは「あぁこの人達、人外なんだな~」というのが分かって、そのギャップが面白かった。
この生首の件、門之助演じる舌長姥が味見(?)をするトコロで客席から笑いが起るのだケド、舞台上の出演者達も一緒に笑ってたよね? 玉三郎は扇子で上手く隠してたケド、かなり笑いを堪えてる様子で、ちょっと親近感(笑)
ヒーロー役の海老はいつ出てくるのかしら?と思っていたら物語的に半分過ぎた頃に登場。
で、この図書之助が登場したことによって話が転がっていくのだケド、最後不幸に陥りそうになり、今までの傾向からいくとバッドエンドなんだろうなぁと、イヤ~気持ちでいたのだケド、一発大逆転でハッピーエンドになったので安心した。そうなった原因がコチラ側(観客)には分かっていたダケに、物語上で解決してくれて良かった。
お気に入りの場面は、人間相手にお獅子様が戦うトコロ。カワイカッタな~vvv
私は、お獅子様素敵! ラブリ~vvvとか思ってたのだケド、あの薄暗い中で子供が観てたらトラウマになっちゃうかもね(笑)
しかし富姫、魔性といってもソレ程強くないのね…。
この作品の中で「夜叉ヶ池のお雪さんに~」という台詞があって、この作品と昼の部に上演された「夜叉ヶ池」の世界が繋がっていることを意味する訳だケド、ソレならもっと強烈な力を持っていても良いのだと思うのだケド…。白雪姫に頼みごとできるくらいなら、力は同等以上だろうに。
そもそも「夜叉ヶ池」の方は人間が踏み込めない鏡の向こう側の世界のように感じたのだケド、「天守」は人間界と地続きなんだよね…。
二つの世界は本当に繋がってるの?とチョット違和感。でもソンなのはこの作品に重要な要素じゃ無いしね…こんなこと気にするのはオタだけですよ(爆)

この作品の後にもカーテンコールあるかな?と思ったら無かった…有るときと無いときの差って何なんだろう?? 謎だ…。

今回、昼の部の上演中“大向う”が一切かからなくて、今日は大向うさん居ないのかしら??と思っていたのだケド、夜の部の「天守物語」で海老が登場したときに「成田屋!」と声がかかった途端、係の人が「今月は大向うをかけないでください! 出演者からの要望です!」と注意していたので納得。
そんな月もあるのね~。でも大向うがあった方が雰囲気が出るし、誰が出てきたかも分かって良いんだケドなぁ。まぁ、たまに「どうなのよ!?」って思う大向うもあるからなぁ。微妙だ(苦笑)

2006/06/17

六月歌舞伎鑑賞教室「国性爺合戦」

本日の歌舞伎: 六月歌舞伎鑑賞教室「国性爺合戦」 @ 国立劇場 大劇場

「歌舞伎鑑賞教室」ということで、初心者の自分にとって歌舞伎の基本や仕組みを知るには丁度良い機会+値段もお手頃ということで行ってきた。
この日はどこぞの高校の課外授業の日だったらしく、1階席はほぼ貸し切り状態。騒がしかったらイヤだな~と思ったのだケド、始まってみれば静かだし(3階席だったから気付かなかっただけかも・笑)、驚きや笑いの感情表現が素直で、歌舞伎座とはまた違った雰囲気でソレはソレでまた新鮮だった。しかし開幕のときに口笛を吹くのはお行儀が悪いですよ!(笑)

先ず初めに「歌舞伎の見方」と題した解説が。
幕が上がると、円形舞台が回りだし、セリの部分が上下運動。3階席からだと俯瞰する感じで奈落の深さも分かって迫力があって面白かったケド、1階席からだとイマイチ面白味がなかったんじゃないかな?
続いてスッポンから解説担当の亀三郎登場。解説は担当役者が考えているのかな?と思っていたのだケド、チラシを見ると予めシナリオが用意されてある模様。なので、淀みなく解説が進んで行くので飽きさせない。しかも亀三郎は声がホントに良いんで聞いているだけでもウットリ(笑)
この解説、今更聞けない歌舞伎用語や基礎知識も優しく簡単に解説してくれて、大変有り難かったデス(笑) 歌舞伎初心者にはホント持って来いなカンジ。
基礎知識の他にも、この後に続く「国姓爺合戦」の解説もしてくれ至れり尽くせり。この解説が面白かったので、演目にも否が応にも期待が高まった…
で、肝心の「国姓爺合戦」はというと…

やっぱ時代物は苦手だな~と(苦笑) 導入部分(一幕目)が増長にカンジて途中寝てしまいました(爆) 錦祥女の思い入れというか泣かせの場が長いかな~と。義太夫が良かったことは良かったのだケド、でも長い、長いよ…。なので、いつの間にかオカンの渚が縛られててビックリ(苦笑)
でも二幕目は一幕目に比べ、話に動きがあってわりと観れたかな。
甘輝が錦祥女を殺そうとして、ソレを阻む渚のトコロは面白かった。オカンのアゴ強すぎ(笑)
あと、錦祥女が自決したのを機会に、甘輝が和藤内に協力を約束して共に奥に引っ込み、和藤内が投げ捨てた刀を甘輝の部下たちが片付けようとするトコロ。ヲイヲイ、君たち。そこに瀕死の上司の妻がいるのに何を遊んでいるんだい? 早く助けてあげなさいよ!!と思ったのは私だけではないハズ(笑)
微妙に演出が変(?)で、その辺が刺激になっていたかも(苦笑)
しかし、甘輝の信二郎は台詞が入ってないってコトはないだろうケド、台詞回しが随分間の悪いカンジで微妙だった。見た目が立派だったダケに勿体無い。

今回、舞台が中国とあって、衣装も派手で見目も楽しく、音楽も中国っぽいカンジで普段と違った面白味があったケド、如何せん話が無駄に長い気がした。長く書けば面白いというモンでなし、無駄なところがあるとヤハリ面白くないと思うのですよ…。
あと、歌舞伎教室ということで、義太夫節を電光掲示板で表示していたのだケド、義太夫より役者の台詞を表示して欲しかったな。義太夫は意外と聞き取れるケド、役者の台詞回しは時代がかってて意味不明なことが多いので(泣)

帰り際、学生さんが「思っていたほど面白くなかったね」と会話しているのを聞いて、解説聞いて折角興味を持ったのに、ソレを挫いてしまう結果になってしまったんだなぁと苦笑い。

今回の演目、歌舞伎を観たことが無い人が連想する「これぞ歌舞伎!」という演目ではあったけれど、歌舞伎教室を機に歌舞伎に興味をもって欲しいと思っているのであれば、とっつき易い世話物を上演したほうが今後に繋がるような…。もしくは十八番系とかね。私も小難しいモノよりエンターテインメント性のあるものが観たいワ(笑)

ホーム

HomeNext ≫

 

プロフィール

momota

  • Author:momota
  • 蠍座・O型
    ◆最近の好物
     梁朝偉(トニー・レオン)
     ガエル・ガルシア・ベルナル
     五代目 尾上菊之助
    ◆常に好物
     syrup16g
     エレファントカシマシ

今後の予定

【11月】
・花形歌舞伎@新橋演舞場
・Some Get Town Tour@LIQUIDROOM
【12月】
・12月歌舞伎公演@国立劇場大劇場
・中尾諭介@青山 月見ル君想フ(希望)

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。