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気の向くままに、自分の好きなコトについて文書で発散中~

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2006/04/22

コクーン歌舞伎 東海道四谷怪談 @ シアターコクーン

怒涛のド、ド、ド、土曜日・第四弾!ってコトで、今週はシアターコクーンで中村座の「コクーン歌舞伎 東海道四谷怪談/南番」を拝見してきた。
「四谷怪談」というと、子供の頃、一番怖いと思っていた怪談話。そして今も実は苦手(苦笑) でも、よい大人になったことだし、昔ほど怖い思いはしないだろうとチケットを購入。
当初、プロバイダー先行で取れた「北番」だけ観に行こうかと思っていたのだケド、南番の安い席(笑)もゲット出来たので、両方観に行くことに…。演出の違いとやらを観てみたかったしね。
北番は今回の南番より先の4/13(木)に観てきたので、ソチラも併せて感想を…。

◆◇◆ 北番 ◆◇◆

観おわっての感想は…「脱・歌舞伎」というか、現代の歌舞伎を作り上げたいのかな?というカンジの作品だった。
歌舞伎にお約束の鳴物が一切無く、代わりにニュー・ミュージックというか、シンセを多用したであろう音楽が使われていた。別に違和感は無かったけど、歌舞伎らしいかといえば、らしくない。しかもSEが林檎ちゃん(南番はSEがなかった)…誰の選曲なのか…うーん、謎(笑)
演出も可成りシュールというか抽象的なカンジで、歌舞伎を観ているというよりは、歌舞伎役者が出ている現代劇を観ているようなカンジだった。コレは「PARCO歌舞伎」でも同じようなコトを思ったケド、パルコは歌舞伎に近づこうとして、コクーンは歌舞伎から離れようとした…というカンジで、行き着こうとしたトコロは間逆にあるように思えた。
そして、「四谷怪談」という話を通して、何か他のメッセージも込めたのだろうな、と思ったのだケド、それは穿った見方かしら? 最後は「蜘蛛の糸」だな、と思ったからサ…。
歌舞伎でこういう演出をするのは画期的なコトなのかもしれないケド、正直、自分の趣味からすると外れていた…(爆) 悪くはないんだケドね…、面白いと思うケド、何回も観たいなーと思う演出ではなかった…スンマセン…。
一緒に観に行った母も、「PARCO歌舞伎の方が面白かった」とのコト。ウチら親子には高尚過ぎた演出だった模様(苦笑)
内容の方は、メインの役者さんが何役か兼任しているので、途中どの役を演っているのか分からなくなる場面も…って、コレは自分の理解度の低さゆえだけドモ(苦笑) でも、話を詰め込みすぎかなーと思わなくも無い。アレもコレも詰め込んじゃえ!というカンジで、話としては繋がっているけれども、蛇足に感じる場もあった(と思うのは、南番を観た故かな?)
と、酷評しているようだケド、最後は理由の良く分からない涙が出てしまった…ある意味、本能的なトコロでは圧倒されて感動してたのかも(笑)
あと、役者さんは皆さん素敵だった~。特に橋之助さんと七之助が良かったなvって、タダの面食いだろう!(笑)

◆◆◆ 南番 ◆◆◆

北番が↑なカンジだったので、正直余り期待してなかったのだケド…面白かった!! こういうエンターテインメントを期待してたのよ、中村座には!というカンジで、最後、スタンディング・オベーションするくらい大満足だった(^-^)
コチラは涙が出るというコトは無かったケド、二幕以降は「おお!」と感嘆の声を上げる場面が多く、単純に分かり易いエンターテインメントとして楽しむことが出来た。オカンもコッチを観てれば満足しただろうにな(苦笑)
北番/南番と銘打っているので、どれほどの違いがあるのか、全く違う感じなのかと思っていたのだケド、一幕に関しては殆ど違いが無く(ま、原作は同じなのだから当然といえば当然だケド)、正直、話が分かっているだけに眠くなる場面も…(集中力無くてゴメンなさい…) でも、南番では北番にあった場面がカットされている分、話がスッキリしていて分かり易かったと思う。伏線が必要最小限にしか張られないので、混乱することがないし…。かな~り、易しく翻訳されている印象を受けた。でも、「三角屋敷」がカットされているのは惜しいかな。ココが入っていると、メインの登場人物の末路が分かるので…。でも全体として、「歌舞伎!」ってカンジが南番にはあった。大向うが多かったのもその所為かな??(←北番では皆無だった)
で、二幕目以降はガラリと変わり、本当の水を使った演出に迫力があって面白かった。早替わりも北番以上の早業で、感嘆の声を上げ拍手するのみ。
他にもお化け屋敷的演出も加わって、これぞ怪談モノ!という、ドキドキ感があった。悲鳴にビクッとしたりね。
そう、お化け屋敷みたいだったんだよなぁ。音楽も歌舞伎本来の鳴物だったから、よりいっそうオドロオドロ感が出てたし…。小学生の頃の自分だったら確実に泣き叫んでたと思う(←小学生の頃、ネズミーランドのホーンテッドマンションに本気で怯え、大泣きした経験がある・笑)
イヤ、今でもホラーモノは苦手なのだケド、でも今回は恐怖心より興奮度の方が勝った。2階席で観ていた所為で、傍観者になれたからかな? 1階席だったら本気で悲鳴を挙げていたかも(笑) 南番に関しては、1階席の方がより舞台に参加している感が味わえて面白いだろうな~。実際、至る所で悲鳴が上がっていたし。
あと、最後の伊右衛門と与茂七(で良いのかな?)の対決シーンの演出が幻想的で素敵だった~。後で掃除が大変そうだケド(笑)
と、コチラは演出がカッ飛んでいて見せ場が多く、頭を使わずとも楽しめて好かった(笑)
見た後色々妄想するのも好きだケド、タダ単純に「面白い!」と思えるものが、手っ取り早く満たされた気分になって最高だな~と思った(笑)
でも配役的には北番の方が好きかな…。七之助のお梅は捨てがたいケド、一幕で死んじゃうからな…(←北番の新悟クンのお梅も愛嬌があってカワイかったケド、七之助のは美しかったからな~)

まとめると、「聞かせる北番・見せる南番」ってカンジかな?
人間模様なんかは北番の方が詳しく書かれていたと思う。コッチは妄想のし甲斐があって(笑)、意外と伊右衛門はお岩様のことを好きだったのではないかな?なんて思ったり。イヤ、酷いオトコなんだケドさ、結構お岩様にご執心だからさ…違う??
南番は話は必要最小限で抑えて、あとは見(魅)せることに力を入れたなぁ、と。役者さん自身も真剣なんだケド、なんだか楽しそうだったよ(笑)
もし、もう一度観る機会があるなら、断然南番を観たい! そんでもって、最前列で水を被りたいワ(笑)

といいつつ。一番好きなシーンは、伊右衛門が伊藤の屋敷から戻ってきて、大の字になって寝転がって、片足をお岩様の膝枕に乗せ、その足をお岩様が擦っているシーンが、北番・南番共に一番色っぽくて(笑)好きなのでした。
チャンチャン。
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