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気の向くままに、自分の好きなコトについて文書で発散中~

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2006/07/27

七月大歌舞伎

チケット取りを悠長に構えていたら、アッという間に売り切れ続出。慌てて押えたのが、公演も終わりに近付いた平日のこの日。
昼の部はチケットぴあで押えた3階A席、夜の部はチケット松竹で押えた3階B席(本当は、両方とも松竹で押えたかったんだケドね…5%OFFになるし、来年の優待にも関わってくるからさ…)
とまぁ、無事チケットも押え、人気公演みたいだから、作品もさぞかし面白いんだろうな~と楽しみにしていた。
で、感想はというと…

今月は玉三郎監修の泉鏡花特集。普段は昼夜共に3部構成のところ、2部構成で鏡花作品だけを上演と、いつもとは違った趣向。演出も歌舞伎っぽくなく、現代劇のよう。小難しい言葉を余り使わない分、普段より分かり易かったケド、話自体が分かり辛くて「??」ってカンジだった…。泉鏡花の名前は知っていても、作品に全く馴染みのない私には当然のコトなのかも知れないケド(苦笑)

◆◇◆ 昼の部 ◆◇◆

一、「夜叉ヶ池」
今回上演された中で一番分かり易かった。
分かり易かったケド、理不尽過ぎて、観ていて辛かった(泣) 特に終盤の「百合は村の物だから置いていけ」という件…ホント、泣きそうになった。
良い人側(というのもどうかと思うケド・笑)の春猿・段治郎・右近は爽やかな感じで良かった。特に右近は如何にも熱血漢!って感じで暑苦しいンだケド(←失礼)、友を思う心が真っ直ぐで好印象。育ちの良さからくる屈託のなさなんだろうなぁ。でも高学歴であることや、身分が高いことをさりげなく主張しているトコロがチョット厭味…と思うのは、私が卑屈な人間だからでしょうか(笑)
最後は、あの場にいた人間では山沢だけが生き残って、村は水害による疫病が流行って滅んじゃうだろうな~という展開が予想できる終わり方だった。辛い…。

二、「海神別荘」
4作品の中で一番楽しみにしていたのだケド、出来が一番悪い印象。
何が悪かったかって、海老の演技が…アレ、あの演技で良いの!? あの演技の所為で舞台が台無しって感じだったんですケド、私的には…。
何だか台詞が入ってないようなカンジ(千穐楽も間近なのに!?)で、棒読みではないんだケド、リズムに乗ってなくて、こちらの集中力を著しく低下させるという。
見た目は最高に美男子なんだケドね…頭の悪い坊っちゃんにしか観えなかたったよ!(爆) 実際、バカ王子の設定なのかな!? ソレなら納得だ!(笑)
で、対する美女@玉三郎。コチラの美女も頭悪そうなカンジで…。
自分の姿が人間界では蛇にしか見えないと分かり嘆き哀しみ、公子の怒りをかって処刑されることになった美女。「殺すならアンタの手で殺しなさいよ!」と啖呵をきって(実際にはもっと投げ遣り・笑)、公子自ら手を下すように仕向けて、いざ剣を向ける公子の姿を間近に見たら…「あらアンタ、近くで見たら良い男だったのね。素敵vvv」ってなカンジで美辞麗句を並べ、それに心を動かされたか、公子も殺すの止めちゃって。結局最初の予定通り結婚してハッピーエンド…って何じゃそりゃ!?
余りの荒唐無稽ぶりに開いた口が塞がりませんでしたよ。てか、内心爆笑。
色んな意味でツッコミ処満載で、ある意味楽しい作品だった(笑)
あ、あと美術監督が天野喜孝さんだったのね! 初めてポスターを見たときは「クリムトみたいだな~」と思っていたのだケド、天野さんと聞いて納得。確かに天野さんテイストだ。
そんな感じで、衣装も大道具も小道具も至るところに耽美色満載で、私は見目が非常に楽しかった! 海老の公子はFFの竜騎士みたいだったし。キャー、カイン!とか内心思ってた(例えが古い・笑)
でも、他のお客人からは笑いが起る場面も…(泣) ソレは笑わせるためのデザインじゃないですから!!
しかし開演早々舞台中央にある、柱のオブジェがどうにも×××に見えてしまって、エローい(*ノノ)とか思っていたのだケド、そう連想してしまう私が一番エロイのよね…(爆) 不謹慎で済みません…。でもアレが割れて公子が出てくるのだから、ある意味正しい??なんて思ってみたり。
そして蛇。アレ尾鰭付いてたケド、蛇なんだよね? でも蛇というより竜だったよな…アノ顔は。ロードスにこういう竜がいたよな~なんて思いながら観てた。カワイかったな~。
音楽もハープの生演奏(タキシードを着た男性が演奏してて、ソレもまた新鮮)で、美術と相まって幻想的な世界が更に広がるカンジで素敵だった。
と、素敵要素がイッパイあったにも関わらず………海老が(涙)

最後、歌舞伎には珍しくカーテンコール。今公演は毎回あるのかしら?

◆◆◆ 夜の部 ◆◆◆

一、「山吹」
この作品、シュールというか何というか。
エキセントリックというよりはアブノーマルで、泉鏡花というよりは団鬼六ってカンジだったのだケド(笑)
腐った鯉を食べる件では、この後は××××な展開ですか!?とか思っていたのだケド、そう想像してしまう私が一番…(以下略)
「コレって女王様と犬の物語だったのね~」と拡大解釈してます(爆)
だって全然分からなかったんだもん! 寝てたんだもん!!(←あっ・笑)
島津が縫子に言う「貴女は病気です」という台詞が全てな感じ。
そういう精神を病んでしまった人の幻想・妄想を見せられているような雰囲気の作品だった。
最後、島津が現実逃避しようとして「イヤ、仕事がある」と言うトコロが妙にリアルで恐かった。島津=鏡花なのかな?とチョット思った。ココがある意味、境界なんだろうなぁ。
そして静の人形も恐かった…。あのバランスの悪さは何なんですか、コワ過ぎですよ!(泣)

二、「天守物語」
総合的にコレが一番面白かったかな? 海老の演技も「海神~」程ヒドくなかったし…(ホント、あの演技は何だったんだろう? コスプレさせられてヤケになってた??)
前半の富姫と亀姫の遣り取りが可愛らしくて良かったv 見た目は二人とも人間の姫様風なのだケド、生首貰って喜ぶところなんかは「あぁこの人達、人外なんだな~」というのが分かって、そのギャップが面白かった。
この生首の件、門之助演じる舌長姥が味見(?)をするトコロで客席から笑いが起るのだケド、舞台上の出演者達も一緒に笑ってたよね? 玉三郎は扇子で上手く隠してたケド、かなり笑いを堪えてる様子で、ちょっと親近感(笑)
ヒーロー役の海老はいつ出てくるのかしら?と思っていたら物語的に半分過ぎた頃に登場。
で、この図書之助が登場したことによって話が転がっていくのだケド、最後不幸に陥りそうになり、今までの傾向からいくとバッドエンドなんだろうなぁと、イヤ~気持ちでいたのだケド、一発大逆転でハッピーエンドになったので安心した。そうなった原因がコチラ側(観客)には分かっていたダケに、物語上で解決してくれて良かった。
お気に入りの場面は、人間相手にお獅子様が戦うトコロ。カワイカッタな~vvv
私は、お獅子様素敵! ラブリ~vvvとか思ってたのだケド、あの薄暗い中で子供が観てたらトラウマになっちゃうかもね(笑)
しかし富姫、魔性といってもソレ程強くないのね…。
この作品の中で「夜叉ヶ池のお雪さんに~」という台詞があって、この作品と昼の部に上演された「夜叉ヶ池」の世界が繋がっていることを意味する訳だケド、ソレならもっと強烈な力を持っていても良いのだと思うのだケド…。白雪姫に頼みごとできるくらいなら、力は同等以上だろうに。
そもそも「夜叉ヶ池」の方は人間が踏み込めない鏡の向こう側の世界のように感じたのだケド、「天守」は人間界と地続きなんだよね…。
二つの世界は本当に繋がってるの?とチョット違和感。でもソンなのはこの作品に重要な要素じゃ無いしね…こんなこと気にするのはオタだけですよ(爆)

この作品の後にもカーテンコールあるかな?と思ったら無かった…有るときと無いときの差って何なんだろう?? 謎だ…。

今回、昼の部の上演中“大向う”が一切かからなくて、今日は大向うさん居ないのかしら??と思っていたのだケド、夜の部の「天守物語」で海老が登場したときに「成田屋!」と声がかかった途端、係の人が「今月は大向うをかけないでください! 出演者からの要望です!」と注意していたので納得。
そんな月もあるのね~。でも大向うがあった方が雰囲気が出るし、誰が出てきたかも分かって良いんだケドなぁ。まぁ、たまに「どうなのよ!?」って思う大向うもあるからなぁ。微妙だ(苦笑)
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Comment

こんにちは~

私も土曜日に昼夜ぶっつづけで観たのですが、似たような感想でうんうんうなづきながら読ませていただきました。
夜叉ヶ池もかわいそうで泣いちゃったし、海神別荘も、「殺しなさいよ!」といいながら「良い男♪」って、なんじゃそりゃー!でしたよ!
あと、山吹の「あなたは病気だ」も「うん。病気だ」って思いましたもの。
それと、海神別荘の舞台も天野さんで嬉しかったです。天野さんをわかる人も少ないだろうにな~なんて思いながら見てました。玉さまが絵から抜け出たみたいで、凄いな~と感心しながら観てました。

どうもです!

akiさんに似たような感想を持ったと言って貰え、安心しました。
何だか私の見方は、歌舞伎の王道(?)から外れているのかしら?と他の方の感想を読んで思っていたので。

>あと、山吹の「あなたは病気だ」も「うん。病気だ」って思いましたもの。
そう! すかさず同意しますよね! アンタ、病んでるよ!って(笑)

玉さまはホント美しいですよね~。天野さんの描かれる美女そのままでした。物憂げなカンジとか。
でも内心、コレを菊さまで~とも思ってました(笑)
11月には海老+菊+松緑の花形歌舞伎があるので、今から非常に楽しみです♪

花形歌舞伎?!

私も海老蔵さんが好きな割には、客観的というか、冷静に見ているほうなので、心酔している方たちの感想と違ったりするのです。なので、似たような感じを受けるmomotaさんの感想は久々に嬉しく思ってしまいました。
だって、ほんと病んでるよ!って思いますよね(笑)

玉さまは美しいんですけど、菊之助さんがこれをやったら、また全然違う感じになりそうで面白そうですよね。また違った妖しさを出してくれそうで楽しみになりそうです。

11月に花形歌舞伎があるんですか!それはノーチェックでした。これは今から楽しみです!

そうなのですよ!

まだ演目・配役は発表になってないのですが、11月に花形歌舞伎があるんですよ~♪
今年は菊之助を歌舞伎で観る機会が少ないので、コレが今からもう楽しみでしかたないです(笑)
私も菊之助がからんでくると、ついフィルターが掛かってしまいますが(笑)、素直な気持ちで感想を書いてます。
歌舞伎は同じ役を色んな人が、その人の個性で演じるのが面白いですよね。
今月の演目は、是非別の機会に若手主体でやって欲しいなぁと思ってます。

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今後の予定

【11月】
・花形歌舞伎@新橋演舞場
・Some Get Town Tour@LIQUIDROOM
【12月】
・12月歌舞伎公演@国立劇場大劇場
・中尾諭介@青山 月見ル君想フ(希望)

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