10 x 10

気の向くままに、自分の好きなコトについて文書で発散中~

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2006/08/22

ゲド戦記

本日の映画: 「ゲド戦記」

友人3人と共に、ジブリ最新作「ゲド戦記」を観てきた。
今回一緒に行かなかった友人から「ネットでの評判は散々だよ」と脅されて(?)いたので、どれほど酷い出来なのかしら~と思っていたのだケド、終演後の友人との会話の第一声は「思ってたほど悪くなかったね」だった。今回一緒に観た4人ともが、そう言った。
別に自分はジブリ信奉者じゃないし、友人達もそう。だから欲目からでなく、「悪くなかった」と言う感想が出た。でも「良かったね」にはならない(笑)
一応この作品は原作付で、原作を読んだ友人から言わせると、この映画は3・4巻をメインにした1~4巻のダイジェスト…なんだそうだ。
その所為か、ストーリーが散漫になっていた。所々でフラグが立てられるのだケド立てられっぱなし…回収されないので伏線にもなりゃしない。何処に主軸があるのかも分からない。謎だけをばらまいて話が進んで行く。原作読んでれば分かるでしょ?ってカンジだ。もしくは、原作を知っている人に「ニヤリ」とさせたかったのかなぁ。それにしては立派な旗が立っていたケド(苦笑)
そういう回収されきれない要素は、あえて組み込まなくても良かったんではないかな? 観る側に余計な知識を植え付けすぎて、混乱させるよ。でなければ、キチンと補足をせねば。
ファンタジーを好んで読んでいたり、RPGが好きな人には当たり前のことでも、そういう知識がない人には「??」こと多数。余りにも観る側の予備知識に頼った作品だったと思う。
で、その予備知識がある程度あったからこそ、足りないトコロもある程度補足が出来て、「悪くなかった」という感想が出てくるのかも…想像の幅があるってカンジで?(←カナリ良心的・笑)

しかし今回、ジブリ作品の魅力の一つである、映像美が殆ど観れず、残念…。話がダメでも映像が良ければね魅せてくれるんでない?と思っていただけに。
ネット情報によると、古参のスタップは参加してなかったようで…通りで開始早々、「うわっ、何時の時代のアニメだよ。ガンバかよ」って思うくらい、今の時代にしたら稚拙な出来だったのね…。
演出も稚拙だったり、陳腐だったり…感動させたいのは分かるのだケド、その演出が陳腐に観えて、笑いを堪える場面がチラホラ。「ゲド=ハイタカ」を観客に分からせるために、わざわざテルーに真名を呼ばせたり…本来なら軽々しく真名は口にしては駄目だろう! でもこういう演出しか思い浮かばなかったんだろうなぁ。
中でもテルーの歌のシーンが一番台無しだった。アレは只単に手嶌葵の歌を聴かせたかっただけだろう! テルーの口から「あなた」という言葉が出てくることに凄く違和感があった。「ゲド戦記」のイメージソングとしては納得できる歌詞だケド、作品の中で生きているテルーが歌う歌(詩)とはとても思えないよ…。「テルーの歌」という歌自体は素晴らしいと思うケド、使い方、間違ってません? ホント、ココの演出意図は許せないです…。

キャラクターも魅力的なのが一人も居なかったなぁ。映画って誰かしら「キャッv」と胸ときめくキャラが現れるものだケド、今回は一人も居なかった。逆に腹立たしいキャラは多かったな(苦笑)…特にテルーの自意識過剰っぷりには眩暈がするほど。
厭味なキャラはトコトン厭味で、人を不快にさせるという点は成功してるのかな? ホント、ウサギの気持ち悪いこと…でもコレは香川照之サンの功績かな? しかし魅力的な人間が全く描けず、魅力的じゃない人間が上手く描けるってのは問題だよな(苦笑)

で最後はハッピーエンドで幸せな家族の団欒♪なカンジで終わってましたが…あーこの人達、色々と目を背けてること沢山ありますよ! てか、世界の均衡が崩れかけてるんじゃなかったんですか!? 緊張感まるっきり無いですよ! なんだか目の前の小事が無事に済んでしまって、大事が目に入ってない感じ…(笑) 結局アレだけ張りまくった伏線で、回収(解決)したのは一番小さい問題かよ! あなたは本当に大賢人なのですか? ゲドよ…(苦笑)

しかしこの作品で一番仰天したのは、原作の他に原案があったこと! エンドロールで「原案:シュナの旅」って出てたんだよね…原作があって原案があるって、どういうコト? 親会社→子会社→孫会社…みたいなカンジなのかしら?(苦笑) いろんなトコロから出展してるから散漫な印象の映画になっちゃったんだね、きっと…。タイトルも「ゲド戦記」でなくても良かったんでない?

と、今思い返してみると不満が多いなぁ。でも観終わった後はホントに「悪くなかったな」と思ったんだよ(笑)
多分、語れる要素が多い!ってのがあったのかも。観終わった後、いつものように感想会をしたのだケド、そこで色々聞いたにも関わらず、まだ聞き忘れたこととかあって、もう一度、感想会をやりたいくらい(笑)
アレはどういう意味だったんだろう?とか、あそこは変だよねーとか。
良くも悪くも語れる作品というのは、ある意味価値があるのではないかな?
色々と語り合える相手と一緒に行ったら、意外と面白い作品かも??
でも原作が好きだったり、ジブリを愛している人にはオススメしないけどね(笑)
スポンサーサイト

≪ 「王の男」 モニター試写会 @ よみうりホールホームショック… ≫

Comment

momotaさんと感じる部分同じですよ!
あの歌の場面って何であそこで歌う?しかもフルコーラス並み。あの歌自体にはウルっときちゃうんだけど、どうして!?って無理やり感がありありでおかしかったです。どうしても聞かせたかったんでしょう!
>で最後はハッピーエンドで幸せな家族の団欒♪なカンジで終わってましたが…あーこの人達、色々と目を背けてること沢山ありますよ! 
まさにそうですよ!畑に種まいてる場合じゃないぞって(笑)アルプスの少女ハイジを思い出させますね。
しかしテルーの本当の姿って・・・アレなんですかね?
原作読んでた方にはわかったかもしれないけど、なんだか謎が残る映画でした。

テルーの歌、あそこで入れるの変ですよね!
同意していただけてウレシイです(笑)
でもアノ歌自体は良いですよね~。
今度、手嶌葵のアルバムを聞いてみたいです。

> しかしテルーの本当の姿って・・・アレなんですかね?
アレみたいです(笑)
でもそうなると冒頭のアレはなんだったんだろう?とまた疑問が…。
原作の1~4巻をまとめている所為で、原作とは随分と設定が変わっているようです。
原作を読んでいる友人も「アレをまとめるのは無茶だ…」と言ってました。
原作を読んでいても謎は多そうですよ(笑)

コメントの投稿

管理人にのみ表示する

Track Back

TB URL

「ゲド戦記」を観に行きました

初公開年月 2006/07/29 監督: 宮崎吾朗 原作: アーシュラ・K・ル=グウィン 『ゲド戦記』シリーズ(岩波書店刊) 原案: 宮崎駿 『シュナの旅』(徳間書店刊) 脚本: 宮崎吾朗 声の出演: 岡田准一 ア

Home

 

プロフィール

momota

  • Author:momota
  • 蠍座・O型
    ◆最近の好物
     梁朝偉(トニー・レオン)
     ガエル・ガルシア・ベルナル
     五代目 尾上菊之助
    ◆常に好物
     syrup16g
     エレファントカシマシ

今後の予定

【11月】
・花形歌舞伎@新橋演舞場
・Some Get Town Tour@LIQUIDROOM
【12月】
・12月歌舞伎公演@国立劇場大劇場
・中尾諭介@青山 月見ル君想フ(希望)

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。