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2005/04/20

マシュー・ボーンの「白鳥の湖」 第四回目

本日の舞台: マシュー・ボーンの「白鳥の湖」 @ Bunkamura オーチャードホール

ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:ジェイソン・パイパー/王子:クリストファー・マーニー

ジェイソン侮っててゴメン!!(←大反省)

今回はそんな気持ちを抱いた舞台だった。

今日も今日とて白鳥に餌をやりに渋谷へ…本当高い餌代だよ(苦笑)
オケ2日目のこの日のチケットは、特に拘りがあってこの日を選んだのではなく、たまたまチケットが手に入ったのがこの日だった。だから誰が配役されても構わないと思っていたけれど、内心、オケ初日はジェイソン&クリスor首藤組だろうから、2日目はホセ&ニール組が来るだろうという思惑があった。
ところがフタを開けてみたら初日はホセ&ニール組…ちょっとビックリ。そしてちょっとガッカリ。やはりホセのキングは捨てがたいのです(笑)
でも、ジェイソンが来るとなると、首藤さんが王子という可能性もある…それはそれで魅力的☆(笑) そんな期待を胸に会場へ向かった。
会場へ入って真っ先に配役表を手に…あ、王子はクリスか…まぁ、そうそう運良くダブらないで観ることはできないよなぁ。前回が本当にラッキーだったのだ。ちょっと落胆しつつ、でも前回のジェイソン&クリス組のときは雑念が多すぎてキチンと観ていなかったから、今回はしっかり観ようと思い開演を待った。

この日の座席は2階1列目3x番…初めて観たときは2階のバルコニー席だったのだケド、今回は2階正面席。バルコニー席よりは舞台は遠いけれど、やはり正面席は観易い。もし、来年も観る機会があるのなら、一度は正面席を押さえておかないとな、と思った(←気が早いです・笑)
席に着くと既にオケの音出しが始まっていた。オケ公演は初体験だったので否が応でも期待が高まる。やはり生音は凄いんだろうな!と。
そして開演を待つ間、周りの状況を窺う…1階席は見渡せる範囲は満員(後方は分からなかった)…2階席はセンターブロック以外はガラガラ…3階席は分からないケド似たようなものだろう…。席を余らせるくらいなら、半額といわずとも、割引チケットを出せばよいのにな…そうすれば何度でも通うのに(笑)

開演時間を15分位過ぎた頃に指揮者が登場。客席から拍手が起こり、オケのメンバーが指揮者に促されて客席に向かって礼をする。一種儀式めいていて、緊張感と期待に胸がドキドキした。

【第1幕】
ザ・スワンが王子の夢に登場するシーン…んーやっぱ迫力に欠けるなぁ。何が駄目なんだろう?………あ、腕が短いんだ。ジェイソンの腕は白鳥の翼というにはスパンが足りないのだ。その辺が私に物足りなさを抱かせたのだ。でも今回はそのことを不満には思わず観ることができた。過去3回違うパターンを観てきて、役者によって、そしてパートナーによってそれぞれの解釈、表現があるというのが分かってきたから…だから今回はジェイソンがどんなザ・スワンを演じるのか、しっかり観ようと思った。
第1幕で印象に残ったシーンは、幼年の王子がロイヤルボックスから手を振るシーン…面倒くさそうに途中で手を振らなくなったら、女王が透かさず王子の手を取って無理やり振らせてて、笑ってしまった。今までもこんなんだったかな? 気が付かなかった。
続いてオペラ鑑賞でのガールフレンド…はしゃぐ様がいつも以上に大げさでカワイかった! この日はオケが入っていた所為か、オケの指揮者を真似てみたり…こういうチョットしたアドリブが「その日の特別」みたいでウレシイ。
それから、このオペラの中の幕間でオケの人たちが一斉に譜面を捲っていたのも印象的。コレも演出の一つだったんじゃないかな? 観てて楽しかった。

【第2幕】
Swank Barを追い出された後の王子のソロが良かった。表情は観えないけれど、体全体を使った感情の表現が凄い…これはちょっと遠目から観る方が素敵かも。
そしてこの幕で登場するザ・スワンに鳥肌が立った。群れになっちゃうとやっぱり埋もれてしまうのだケド、王子と二人っきりになった時の踊りが…スワンズの踊りが終わって王子と二人飛び出してくるトコロ…ここのね、ジェイソンのジャンプが凄いキレイだったんだよ! もう鳥肌が立ってしまった…。ここでジェイソンに平謝り…で、冒頭の言葉(笑)
一つ良さを見つけると、次から次へと良さが発見できる。前回バランスを崩していた箇所も綺麗にこなして…ここは本当キッチリ足が上がってて、しかもありえない位バランスが良くて…凄いよ! ジェイソン!! 休み明け効果もあったのか、この日のジェイソンの踊りは冴えていた。本当、前回は文句ばっかりで申し訳なかった…。
そして「四羽の白鳥の踊り」…毎回違う4羽が出てくるのだケド、今回のが今までの中で一番コミカルでカワイかった。4羽の体格のバランスも良い感じだったしね。

【第3幕】
ここでのザ・ストレンジャーは、矢張りホセ版の解釈方が好きだ。ジェイソン版は「チョット王子をからかいに来ました」みたいなカンジで、若造っぽいのがなぁ…うーん。でもニコラ女王とのダンスは相性が良いのか、ホセのときより格段にニコラ女王がハジケてて良かったです(笑) 特にテーブルをターンしながら飛び越していくシーン…前回、ホセは背が高いから女王も高く飛ぶかと思ったら意外に低くて残念に思っていたのだケド、この日のジェイソンが相手の時はスピードも高さもあってカナリ良かった。しかしこの日は全体的に女王のダンスのキレが良かった…スカートが綺麗に翻っていて観ていて楽しかった♪ やっぱ、スカートはフレアよね!(笑)
あと印象に残ったのが、イタリア王女にちょっかいを出すシーン…遠目でもかなりエロく絡んでるのが分かりましたよ(笑)
続いて王子とのデュエット…ここは二人のバランスがとれていて素敵だった。確かこのデュエットの中だと思うのだケド、王子に寄りかかるようにしてザ・ストレンジャーがリフト(?)されるところが! 一瞬なのだけど、絶妙なバランスで息を呑むほど綺麗だった…!!
そしていつもは笑いそうになる例のシーン…この日のジェイソンはやたら王子を威嚇しまくっていて…肉食獣のように唸り声を上げて、ものすごい勢いで噛み付きにいっていた…王子が喰われるんじゃないかと思ってそれどころじゃなかった…。ジェイソンは兎に角よく威嚇の声を上げる。その辺もホセと違って、若々しい雰囲気になっているのかも。

【第4幕】
ここで一段とホセ版とジェイソン版の違いが引き立っていた。特にザ・スワンが王子が死んだと思って悲嘆に暮れるシーン…ジェイソンは明け透けにこの悲しみを表現していた。遠目でもその顔に絶望が浮かんでいるのが良く分かった…というか、ジェイソン泣いてなかった? 汗のせいもあるかもしれないけれど、号泣ってカンジに観えた。ホセの場合は静かな悲しみ…ってカンジなんだよね。多分キングは感情の表現が下手なのだ…悲しみたくても悲しみかたが分からないんじゃないかな、と思う。
そんなところでも、ジェイソン版とホセ版の王子とザ・スワンの位置関係の違いが窺えた。ホセ版では自分の半身(体の一部)がなくなったという悲しみ、ジェイソン版は自分の最愛の人がなくなったという悲しみ…うーん、上手く表現できない…。
コレは私の勝手な解釈なのだケド、ホセ版のザ・スワンは以前から王子を知っていてずっと気に掛けていたんだと思う。で、お互い似たような立場(周りに理解者がいない)で同じ孤独を抱えていて、その孤独を埋めるのに二人の波長が合ったのだろう。だからお互い慈しむ存在なのだ。
でもジェイソン版のザ・スワンは公園で初めて王子に出会って興味を持ったのだと思う。いうなれば一目惚れ。ちょっとロミオとジュリエットなカンジ。だからこちらの方がより恋愛的で、表現がストレートなのかもしれない。

と、色々考えてしまうくらい、この日のジェイソン&クリスは印象に残ったのでした。本当前回は「違うー、全然違うー(泣)」とか思って素直に楽しんでなかったもんナ…勿体無いことをしたし、出演者に申し訳ないことをした。スンマセン。

カーテンコールは、この日までに観た中で一番の盛り上がり。口笛とか「ブラボー」の声も上がっていた。ジェイソンも満足そうな表情で登場した。前回は無愛想なカンジだったからな。メンバーが全員揃ったあと、ニコラ女王に促されて指揮者登場。オケ版ならではの光景なんだろうな。
カーテンコールのとき、メンバーはそれぞれ隣の人と手を結んで礼をするのだケド、最後のコールではみんなそれぞれに手を振っていた。幕が下がってきて最後の礼をするとき、ジェイソンが隣の二人(女王と王子)に手を伸ばして手を結ぼうとしたのに、二人とも気づかなくてジェイソンが一生懸命手を伸ばしている姿が微笑ましかった。早く気づいてあげて!! ま、幕が下がるまでに手を結べてたから良かったよ(笑)

ところで、今回初オケだった訳ですが…チョット期待しすぎてたかも…。小編成の所為か、迫力があんまりなかったんだよね。普段行っているようなライブみたいに肌を打つカンジはなくても、生だからこその迫力があると思ったのだケドな。あ、でもついつい拍子を刻んでしまっていたな…これはテープ演奏ではなかった。でも拍子刻みたくなるほどテンポが悪く感じたってのもあるかも(苦笑)
踊りを集中して観たいのであれば、テープ演奏で十分かも。テープの方が上手いしね(←え?)
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